うさぎ介護まとめ1 <トラブルの対処法>

病気のことをまとめる記事の中に、介護のことも書いていたのですが、介護という視点で記事を書いていないと気がつきました。そこでこの記事は病気はなんであれ、要介護となったうさぎの飼い主が知っていると役に立つ情報をまとめました。

長くなったので、全編「トラブル対処法」と後編「住環境、便利グッズ」の2編に分けました。後編は下記リンクからどうぞ。

この記事は長すぎたために、2編に分けました。こちらは2のほうです。もう一つの記事は下記リンク「トラブル対処法」です。 介護うさ...
rabbitnurse(large)

介護うさぎによくある トラブル別対応策まとめ

寝たきりなのか、自力で少しは動けるのかによっても変わってきますが、よくあるトラブルと対応策についてです。

皮膚のトラブル 皮膚炎、脱毛、ソアホック、床ずれ

健康なうさぎとは違い、病床のうさぎや老齢で思うように動けないうさぎは、皮膚トラブルが多くなります。自分でグルーミングできなかったり、動けないことで身体の重心が偏ってしまうのが原因と思われます。

皮膚炎、ソアホック、床ずれでは脱毛が見られますが、皮膚に炎症がなくても、なぜか脱毛することもあります。ストレスの可能性もあるでしょう。原因は何にせよ、毛がない部分の皮膚は保護されておらず怪我をしやすいために、新たな異常がないか気をつけてみるようにしましょう。

まずは患部の消毒

皮膚の炎症があるときには、消毒をしましょう。なのはっちは寝たきりだったとき、床ずれとソアホックがあったので、毎日1-2回消毒して皮膚を拭いて、清潔を保つようにしていました。

役に立ったのは人間用のイソジンきず薬。動物用の消毒薬は動物病院で出してもらうことができますが、介護が長期になってくると消毒だけ出してもらいに通院というのも面倒だし、動物用消毒薬は結構¥高いのです。

そこで通院している獣医師に相談してみたところ、人間用のイソジン消毒薬を10倍に薄めたらうさぎにも使えると教えてもらいました。それ以来、私はずっとイソジン消毒薬の10倍希釈を使っていました。購入時の注意ですが、うがい用のイソジンと間違えないことです。必ずきず消毒用を買いましょう。下の画像がパッケージです。


イソジンきず薬

もう一つの注意点は、10倍に薄めた消毒液は日持ちしないことです。水道水で薄めてOKですが、水はすぐに傷んでしまうので、その日に使い切るのがベストです。私は1回分ずつ薄めていました。1滴が大体0.03-0.05mLと言われているので、それを参考にして1回分作るとよいと思います。精密に測る必要はないと思うので、イソジン1滴に対して、水9滴という具合に、スポイトで滴数を数えて調整してもよいのではないでしょうか。30mLを1本買ったら、かなり長持ちしますよ。

薬を塗る

床ずれやソアホックなどは、動物病院で診てもらうと塗り薬を処方してもらえると思います。そのお薬を塗ってもよいですが、病院へ行くほどではない場合におすすめなのがワセリンを塗ることです。特に私はソアホックで乾燥を防ぐ目的でよく使っていました。

ワセリンは様々な軟膏の基材として使われていて、安全なものです。傷口にしみたりもしないので、うさぎも嫌がりません。以前ソアホックのクリームを動物病院でもらって使ったことがありますが、クリームを塗ったからといって、劇的に治癒することはありません。むしろ床材やマットの材質を変えたり、マメに患部を清潔にした後コットンやガーゼで保護することのほうが効果がありました。

ワセリンはとても安価なので、常備しておくと役に立ちます。患部の保護・保湿に最適です。


ベビーワセリン

傷口に塗ったりするので、容器入りよりもチューブ入りが清潔に保てるし必要量を取り出しやすいので、良いと思います。

ソアホック 患部の保護

ソアホックは足裏の毛が抜けてしまい、自前のクッションがなくなっているために、足裏の皮膚に負担がかかり、放置していると皮膚炎から始まってどんどん酷くなり、ついには潰瘍へと進行してしまいます。患部が細菌感染すると、膿瘍も併発してしまいます。細菌感染すると抗生剤を飲まなくてはならないので、うさぎの身体の負担もさらにかかります。

ソアホック用の軟膏を塗っていた時期がありましたが、現状維持で精一杯でした。そこでなのはっちの慢性的なソアホックを改善するために、患部に保護剤を当てることにすると、これがソアホックの進行を止め、さらにマットやクッションとの相性もよかったのでソアホックが改善し、一部毛も生えてきました。

保護剤にはコットンを使用しました。ワセリンを塗った後、化粧用のコットンを2枚重ねてから、下記に紹介するくっつく包帯かネットでコットンを肢に固定しました。寝たきりが幸いし、包帯などを噛んだりしないし、きちんと処置すれば、コットンがずれたりすることもありませんでした。

くっつく包帯とネットはうさぎの状態や飼い主のやりやすさによって、使い分けるとよいと思います。私は両方試しましたがどちらも使いやすかったです。


くっつく包帯


指用伸縮ネット包帯

消化管のトラブル うっ滞

動けなくなると胃腸の働きも鈍くなってきますし、暑さ寒さでも胃腸が弱ることがあります。うっ滞とは消化管の蠕動運動が弱まり、飲み込んだ食べ物などが動かないで詰まった状態になってしまうことです。消化管に食べ物などが停滞すると、腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。草食動物の身体には致命的なダメージになりかねない事態なので、深刻です。

うっ滞が危険な理由

うさぎの腸内環境は非常に大事です。うさぎは食糞をすることで知られていますが、それにはすごい秘密があるのです。うさぎの消化管内にはうさぎが消化することのできない物質を分解してくれる微生物をたくさん住まわせているのです。食糞することで、消化管内の微生物が分解してくれた栄養を摂ることができるのです。

うさぎがお肉類を食べなくても身体の筋肉が作られるのは、微生物がうさぎが食べた植物の細胞壁などを、うさぎが消化できるレベルにまで分解してくれるためです。盲腸糞はうさぎにとって、たんぱく質だけではなくビタミン類もたっぷり含む栄養に富んだ食べ物なのです。牛は胃の中に住まわせている微生物に栄養を分解してもらい、反芻してその栄養を摂取しています。うさぎは盲腸あたりに微生物を飼っているので、食糞という方法をとっているのです。食糞についての詳細は下記リンク器「うさぎが食べてもよい野菜・果物・野草 & 食糞のはなし」記事中の「4.うさぎがうんちを食べる理由 共生」を参照ください。

いろいろな野菜や野草などを食べさせてあげたい、でもこの野菜はあげてもいいのかな?の疑問を解消!知らずにあげた食物がうさぎの身体に害を及ぼすこ...

うっ滞になると、この大事な役割を担う微生物たちが生育できない環境になり、どんどん数が減っていき、そのかわりに悪い微生物がどんどん増えてしまいます。消化管の内容物が動かないので、お腹にどんどんガスが溜まってそれが痛みを引き起こし、食欲もさらに低下する悪循環を引き起こします。こうなってしまわないための予防が大事になってきます。

注意:うっ滞になってしまったら、様子見をせずに直ちに病院へ行って、適切な処置を受けてください!!

うっ滞予防におすすめすること

寝たきり、あるいは自由に動けないと、自然と消化管の動きも鈍くなりがちです。食欲があるときには、繊維質の多い乾燥牧草をたくさん食べさせましょう。牧草を食べる量が減ったときにすべきことは、まずは牧草の種類を変えてみることであり、ペレットや野菜を試すのは後にするほうがいいと思います。

うさぎは繊維質をたくさん食べて腸内環境を良好に保っているので、牧草を食べさせることはとても大事なことです。健康上の理由により、どうしても牧草が食べられなくなったときに、乾燥牧草に代わる繊維質の多いものを試すとよいと思います。

マッサージも良いでしょうが、食事に勝る予防はないと思います。

牧草はいろんな種類があるし、メーカーによっても食いつきが変わってきます。香りも違うので、普段から興味を持って時間的ゆとりがあるときに、サンプル請求したり試しに購入して、うさぎに試食してもらうのもおすすめです。牧草の種類については、下記リンク「おすすめのペレットと牧草、サプリメント」を参照ください。

毎日食べる物だから、安全・安心・経済的なものを選びたいですね。今回はうさぎにおすすめのペレット、牧草、サプリメントを紹介します。 うさ...

ペレットの成分表を見ても、どんな原料を使っているかで繊維質の量も変わるので、パッケージ裏面もよくみて検討しましょう。

身体のゆがみ、痛み

なのはっちは長年斜頸で、身体の重心がずれて片方の前肢に過度に力がかかっていたために、晩年は徐々に前肢の関節が曲がって、とうとう立つことができなくなり寝たきりとなりました。

様々な事情で、年齢とともに足腰が曲がってくるのはしかたのないことですし、病気により寝たきりとなれば、身体のあちこちが痛むと思います。人間も同じですよね。

身体が自由に動かせないようになったら、支障のない程度に飼い主さんがゆっくりと前後の肢を動かしたり、筋肉を優しく撫でるようにマッサージしてあげるとよいと思います。血行がよくなって、少し楽になると思います。それに人間もそうですが、触れ合いというのはとても大事です。できるだけたくさんうさぎの身体に触れることで、気力もアップするし、苦痛もいくらか和らぐと思います。

マッサージといっても、専門的な知識がなくても撫でるだけでいいのです。頭や背中は子うさぎの頃から撫でていることと思います。そんな感じで前後の肢、指先まで丁寧に撫でたり柔らかく揉むようにしてあげるとよいと思います。寝たきりのなのはっちは、手足の大きな筋肉を撫でるような力加減でマッサージすると、うっとりとした表情を見せてくれました。

うさぎのマッサージ本。うさぎのマッサージの仕方、ツボの場所などが図入りで詳しくわかります。せっかくなので、ちゃんとうさぎマッサージをマスターしたい!という方におすすめです。

うさぎと暮らす ホリスティックケア 指圧&マッサージ

身体の汚れ

自分で毛づくろいができなくなると、うさぎの身体は汚れます。なのはっちの介護をしていたときは、毎日私がグルーミングをしていました。寝ているだけでも、一日でこんなに汚れるのだと思うと同時に、元気なときはいつもピカピカの身体でいられるほど、熱心にグルーミングしていたのだということがわかりました。

私が一日一回のグルーミングで使っていた道具は、主にコームでした。必要なときにはコットンを塗らして汚れた部分を拭きました。コットンは薬局に売っている化粧品用のコットンを使っていました。


動物用コーム


化粧用コットン

おしりの汚れがひどいときには、なのはっちの体調が良ければ半身浴(後ろ足とおしり部分だけ)をしていました。洗面器にぬるめのお湯を入れて、ゆっくりとお湯につけてあげると気持ちよさそうな顔をしていました。身体の半分以上は洗面器の外に出ているので、なのはっちは怖がりませんでした。

片手でうさぎの身体を支えて*、もう片方の手でこびりついたおしりの汚れをゆっくりとほぐしながら、取り除きました。何度もお湯を変えなくてはなりませんが、コームで取るよりも短時間で綺麗になりますし、うさぎの皮膚への刺激も少ないです。怪我などさせないように、細心の注意をしましょう。

*:うさぎの身体の支え方
胸からお腹にかけて、手で支えます。ちょうど腕をうさぎにまたがらせるような感じで支えると、安定します。

<注意> グルーミングスプレーを使っている人は、アルコールが含まれていないかパッケージの成分表を必ずチェックしてください。アルコールは目に入るとかなり痛いし、目の組織を傷つけてしまうので、アルコール含有スプレーは顔には使用しないようにしましょう。

目の炎症

介護うさぎにありがちなのは、目周囲の炎症です。ホコリなどが目に入ったときに涙が出て洗い流してくれますが、健康なうさぎなら流れ出た涙を自分で綺麗にできます。けれども自由に動けなくなってくると、目やにや涙などがそのままになり、脱毛と炎症の原因になります。

気をつけてこまめに拭いていても、徐々に脱毛・炎症になることがあります。この場合、常に異物が目を刺激していたり、結膜炎などの細菌感染も考えられるので、一度動物病院を受診されるとよいと思います。なのはっちは逆まつげだったために、逆まつげを抜いてもまたすぐに生えてきて、酷いときは目の周囲の脱毛・炎症がありました。

皮膚炎で目の周囲を脱毛したうさぎ

なのはっち目の周り皮膚炎で脱毛

脱毛・炎症までいったときには、動物病院を受診し、処方された薬で治療してください。一旦治癒しても、また同じことになる可能性があるので、普段から目や目の周囲を気にしてあげてください。牧草やペレットの粉が目に入り、涙が出たりするので、気がついたときに清潔なコットンなどで拭いてあげましょう。日々できるケアは、観察とふき取りぐらいです。目の周囲に使用してもいい消毒薬を、受診したときに獣医師に尋ねて、症状を繰り返すときには家に常備しておくとよいかもしれません。

うさぎ介護まとめ2「住環境と便利グッズ」へ続きます。

この記事は長すぎたために、2編に分けました。こちらは2のほうです。もう一つの記事は下記リンク「トラブル対処法」です。 介護うさ...
400年前のガラミ酒再興プロジェクト
rabbitnurse(large)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

rabbitnurse(large)

コメント

  1. 清水ゆきこ より:

    はじめましてm(_ _)m
    ミックスの♂
    3月で7歳になる子を介護中です
    去年の11月から
    寝たきりになりました
    原因はわかりません
    近くに
    うさぎに詳しい病院がないため
    自己流の介護です

    でも
    食べる時には支えてあげると
    食べてくれます
    お水はスポイトで飲んでくれます

    顎の下がひどく腫れて
    痛みはないようですが…
    両眼とも白内障
    皮膚炎もひどいです

    正直
    よく生きてくれているなと
    思います

    寝不足のせいか
    あたし自身
    精神的にまいっています

    そんな時に
    こちらにたどり着き
    泣きながら
    記事を読まさせていただきました

    生きてほしいとゆう思いと
    見ているだけでつらい状況で
    はやく楽になってほしいとゆう
    気持ちとで
    一日一日を
    どうにか過ごすことで精一杯です

    家族が支えてくれているので
    なんとか頑張っていますが
    自分のやり方が本当に正しいのか
    この不安な気持ちが
    うさぎさんに伝わって
    悲しい思いをしてるんじゃないか
    毎日辛いです

    すみません

    ほとんど
    愚痴になってしまいました
    m(_ _)m

    • ayumi より:

      ゆきこさん、コメントありがとうございます。
      辛い思いをされながら、ブログ記事を読んでくださりありがとうございます。
      うさぎさんはいかがですか?私は獣医師ではないので、うかつなことは書けませんが、うさぎは膿瘍になりやすい動物と言われています。
      お口周りの腫れといっても他にもいろんな病気があると思うので、膿瘍であると決めつけることはできませんが、できるだけ早く病院へ行くのがよいと思いました。
      うさぎ専門の病院や、うさぎに詳しいことをアピールしている病院じゃなくても良いと思います。
      膿瘍というのは、ばい菌が入って膿がたまった状態です。うさぎは免疫力が低下しやすい動物でもあるので、ストレスや何かの理由で膿瘍になるうさぎは多いそうです。
      敗血症になると皮膚もガサガサになってくるようですが、ゆきこさんが介護されているうさぎさんが敗血症によるものかどうかはわかりません。体が常に濡れたり湿った状態になっていても皮膚病になります。
      単なる皮膚病であれば、病院ですぐにお薬をもらえると思います。
      白内障は今の症状と関係があるのかどうかは、私には判断できかねますが、加齢による白内障にしては早いなと感じます。個体差もあるのでなんとも言えませんが。
      動物病院が信用できないとしても、ダメ元で受診されてはいかがでしょうか。そしていろいろ質問してみると、すっきりするかもしれませんし、少しでもうさぎさんが楽になる処置や介護のヒントをもらえるかもしれません。
      最終的には飼い主さんが決めることですので、心を決めたらしっかりと向き合って介護されてくださいね。ゆきこさんがおっしゃるように、心は伝わると思うので。
      今年の冬は寒いので、うさぎさんを保温してあげてくださいね。体温が下がると抵抗力が落ちてしまい、症状を悪化させる可能性があるので。
      そして介護中であっても、ゆきこさんも必要な休養をきちんと取ってください。体が元気になると、心も強くなれますよ^^ 応援しています。

  2. 清水ゆきこ より:

    お返事
    ありがとうございますm(_ _)m

    実は
    市内にうさぎを診てくれる病院が
    2件あり
    どちらにも連れていきました
    でも
    「うさぎはわからないので……爪切りや簡単な目薬は出せますが、あとはできませんね……お家で栄養をとらせてみてあげてくださいね」と
    言われ
    少し遠い病院にも
    連れていきましたが
    同じ答えでした
    ひどいところでは
    本を見ながら
    わからないなーと言われました…
    なので
    それからは
    病院に行っても
    ただ、身体に負担をかけるだけだと
    思いやめました

    お返事を読んで
    症状から
    敗血症かもしれないと
    思いました…

    今日は
    食欲もなく
    すこし
    危険な状態です…
    お水はなんとか
    すこし飲んでくれましたが……

    あたしのできることは
    そばにいて
    一緒にいることのできる
    今を大切に
    過ごすことしかないです…

    聞いてもらえて
    心が軽くなりました…
    ありがとうございました!

    また
    コメントするかもしれません(^^;

    • ayumi より:

      ゆきこさん、再びコメントありがとうございます。
      そうですか・・・。もう2件も病院を回られたのですね。
      それならば、さぞかしお辛かったでしょうね。うさぎを飼う人は増えてきているし、うさぎを診れる獣医師は増えてきていると思っていましたが、まだまだそんな状態のところもあるのだなと、私も学べました。
      うさぎさんが落ち着けるように、できるだけそばにいていつものように声をかけてあげるとよいでしょうね。一緒にいることはとても大事だと思います。うさぎさんにとっても、ゆきこさんにとっても。
      私はこうしてコメントでお返事することしかできませんが、かわいがっているうさぎが大変なときを支えるお気持ち、とてもわかります。一緒にいる時間を大切にお過ごしください。またいつでもコメントお待ちしています。

  3. 清水ゆきこ より:

    2月13日

    21時17分

    虹の橋を
    渡りました

    家族みんな揃うまで
    頑張ってくれました

    みんなに
    見守られて
    穏やかに
    眠るように
    旅立ちました

    お話
    きいていただき
    ありがとうございましたm(_ _)m

    • ayumi より:

      ゆきこさん、ご連絡ありがとうございます。
      気になっていたので、コメントを拝見したときにはとても残念に思いました。
      けれども御家族の懸命な介護と最期の瞬間まで御家族で見守ることができたとのこと、悲しいけれどホッとしました。
      うさぎさん、介護してもらっていたこと、ずっと自分を見ていてくれたこと、わかっていて満たされた気持ちで旅立っていったのではないでしょうか。
      姿が見えなくなると、残されたものは悲しくさびしいけれど、その感情は愛情があればこそ。しばらくはお辛いと思いますし、介護や心配でお疲れのことと思います。
      ご無理なさらないよう、ご自愛ください。

      • 清水ゆきこ より:

        ありがとうございます…

        まだ
        現実を受け止められなくて
        冷たくなった身体を
        何度も確かめてしまいます

        でも
        もう
        苦しまなくていいんだ
        自由になれたんだと
        思う様に
        しています

        介護を経験して
        辛かったり
        大変だったこともあったけど
        いろんなことを
        教えてもらった貴重な時間でした

        そして
        この場所で
        ayumiさんに
        出会えた事に
        感謝してます

        ありがとうございましたm(_ _)m

        • ayumi より:

          お気持ち、お察しします。
          苦しむ姿を見るのはつらく、かといって実際に別れが来てしまうと、その現実を受け止めるのに時間がかかりますね。
          お返事が遅くなり、すみません。お見送りは済まされましたでしょうか。
          心臓が止まってからの一つ一つの出来事が、看病しながらいつかくると覚悟はしていても、まる悪い夢を見ているような。
          姿が見えなくなってからは、ぽっかりと心に穴があいたような。
          大変だったことも、辛く悲しい経験も、すべて学びですし、大切なうさぎさんとの思い出ですね。
          急がずゆっくりと、心の元気を回復されますように。

  4. nao より:

    はじめまして。
    斜頸を検索して、こちらにたどり着きました。
    コメント送れる事を幸せに感じました。
    私が飼っているのはプレーリードッグです。7才♀、昨年肺水腫で、やっと元気に成ったと思ってたところでした。
    プレーリードッグに斜頸の症例が少なく、治ったどころか回復傾向の話も有りません。
    発症したのは2/7 眼振と腰が抜けた様にほふく前進をして、私を解らず噛みつきました。
    かなりパニック状態でした。
    翌日、エキゾの病院に行き、3日間点滴に通い、毎日薬を飲んでます。
    自力でも食べるので、主治医先生は、斜頸は病名でないので、この状態なら、大丈夫です。
    との事。
    うさぎさんの症状のローリングはしません。首が左下に傾き居ています。参考にさせていただいたのですが、左側を撫でると痛がります。
    違う動物の相談を受けても、お困りだと思います。
    でも、なのはっちちゃんが、斜頸で何年も普通に生活出来た事は、愛情と病気に対する熱意だと思いました。
    うさぎさんのお友達が居ないのと、プレーリードッグに症例がないので、お話をしたくて、書き込み失礼します。
    今、一番考えていることは、なぜうさぎさんに多い病気でプレーリードッグには珍しい病気なのか。と、うさぎさんには完治した子がいると言う事実が羨ましい事です。
    まだ、1ヶ月しか経っていないので、気長に頑張りたいと思っています。
    ご迷惑だと思いますが、どうか話を聞いていただきたく、よろしくお願いします。
    なのはっちちゃんの闘病の辛い思い出を思い出させてしまいましたら、すいません。

    • ayumi より:

      naoさん
      naoさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      始めはプレーリードッグをフェレットと読み間違えるほどでした。プレーリードッグと暮らしている人は、それほど多くはないのではないでしょうか。
      それだけに犬や猫、うさぎなどよりも情報が少なくて困りますよね。
      斜頸という症状はうさぎには確かに多く、完治まではいかなくてもなのはっちのように発症後、何年も生きられるケースもめずらしくはありません。
      症状の改善は一進一退を繰り返しながら。本当にゆっくりペースでした。
      すでにご存じかもしれませんが、斜頸は犬や猫・人間にも出る症状で、原因も様々です。原因不明ということもめずらしくはないかもしれません。
      なのはっちは原因をいろいろ検査で探りましたが、分からずじまいでした。
      今nanoさんと暮らしているプレーリードッグは発症後1か月で自力で食べることが出来ているなら、かなり良くなっているようにも思います。
      斜頸はかなり長期的な介護が必要なので、焦らないことも肝心です。まずは自力で食べられるようになること、その次はいつもの生活ができること。
      首の傾きがあっても、うさぎは慣れさえすれば割合普通に生活できるということを、獣医師から聞きました。それは人間から見た「普通に生活」している様子であり、うさぎ自身、どのような不便・不快を感じているかはわかりません。
      おっしゃるように、気長に見てあげることだと思います。首の傾きがひどいと、見ていられないほどつらいこともあると思います。それでも一生懸命に生きようとする姿は、辛いばかりではなく勇気ももらえると思います。
      介護することは決して楽しいことではないけれど、病気にならなければ経験できない貴重な体験や新たに生まれる絆があることも事実です。それを楽しんでというのは不謹慎かもしれませんが、私の場合は当時はつらかった介護生活も、今思い返せばとても大切な記憶になっています。病気にならなければ、なのはっちとの距離があんなにも近くならなかったように感じます。
      今は不安でいっぱいのことと思いますが、焦らず気持ちを強く持ち、回復を信じて接してあげることは、症状改善にも良い影響を与えると私は思います。
      今回はうさぎ以外の動物と暮らす方のコメントをいただき、とても嬉しかったです。また気が向いたときには、お気軽にコメントいただければと思います。

      • nao より:

        こんばんは。お返事ありがとうございます。
        ある日突然、体が不自由になってしまった、だんごを見て…病院に直行すること意外何も出来ない自分がいました。検索してもしても…何も見つけられずayumiさんに、コメントしました。
        返信いただけるとは思っていませんでした。
        なのはっちちゃんが回復していく時間は、とても長かったことを改めて読み返して、感じました。
        草食動物なので、たくさん共通点は有ります。
        実は、オドントーマの子がいまして、介護用品は使えるものが多いです。
        確かに、その子を看病しながらたくさんの事を知りたくさんの愛情を貰いました。あげた分返してくれます。だんごは病気になってしまったけど、直ることを信じて、一緒に頑張りたいと思えました。フーッと肩の力が抜けました。ありがとうございます。
        体をよく見る…で、今日は下向きの耳が少し濡れていて、お尻のような臭いがしました。耳が小さいので、今週末病院で報告しようと思います。
        主治医はうさぎさんをたくさん治療している先生です。
        だんごのお陰でayumiさんとも知り合いになれました。
        無茶な相談にのっていただきありがとうございました。
        ayumiさんのサイトは、コメントも含めてまだまだ読み足りていないので、何度もお邪魔して、参考にさせていただきます。
        初めてのうさぎさんのお友達になってください。
        よろしくお願いしています。
        本当にありがとうございました。

        • ayumi より:

          naoさん、こんにちは。
          私はプレーリードッグについて、ほとんど何も知らないのでオドントーマについて調べました。とても深刻な病気なのですね。そういう子を介護した経験をされているnaoさんなら、きっと大丈夫だと思いました。
          小さなことでも、診察の時に先生に伝えたり、気になることがあったら電話で相談など(可能なら)、先生も治療・診断の参考になることがあると思います。良いアドバイスももらえるかもしれません。
          先生と飼い主さんとの信頼関係もとても大事ですが、naoさんはその点もクリアされているので、あとは自信を持って介護することと、だんごちゃんの生命力を信じることですね!応援しています。