うさぎもやっぱりペット保険に入るべき?

ひと昔に比べると、うさぎの飼育環境が良くなってきた分、長寿うさぎも増えてきました。それに比例して、病気や怪我で病院へ行くケースも増えています。

犬や猫のために保険に加入する人は多いですが、うさぎは今のところそれほど多くはないようです。しかし愛するうさぎが病気や怪我をしたときに、お金の心配をせずに病院で診てもらいたいと思う人は多いと思います。

今回は、うさぎが加入できる保険の中から加入者が多いと思われる保険3つを比較検討してみたいと思います。比較検討だけなら多くのサイトが存在しますが、このサイトでは私がうさぎの病気・通院の経験から得た知識に加え、うさぎという動物の特徴を考えたうえで、私の個人的意見も添えたいと思います。

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うさぎが加入できるペット保険3つ

よく知られているうさぎが加入できる保険は次の3つです。以下、それぞれの特徴を整理したいと思います。

  • アニコム損害保険
  • 日本アニマル倶楽部
  • ペットライフジャパン

うさぎが加入できる3社の保険の比較

各社とも、プランによって内容が変わりますが、まずは俯瞰的に見てみましょう。

アニコム損害保険 日本アニマル倶楽部 ペットライフジャパン
加入可能年齢 3歳11か月まで 生後30日~
満11歳未満
生後4か月~
4歳11か月まで
更新可能年齢 終身 満11歳未満 終身
掛け金 2,460円~
(毎年掛け金が上がる)
1,910~4,230円
(掛け金は上がらない)
1,900円~
(プランにより毎年掛け金が上がる)
特徴 病院で保険証提示すると、自己負担額のみの支払いで済む
毎年保険料上がる
限度額内であれば、飼い主の医療費負担ゼロ
保険料は一定だが、補償は満11歳未満まで
掛け金が低く、定額のまま終身までのプランがあるのが魅力

アニコム損害保険

2014年10月にうさぎの新規加入を停止しましたが、2017年8月1日より新規加入を開始しました!

うさぎが加入できるのは、どうぶつ健保ふぁみりぃの70%プランと50%プランです。3歳11か月までに加入しなくてはなりません。

アニコム~保険のプラン

うさぎが加入できるどうぶつ健保ふぁみりぃの70%プラン・50%プランは保険でカバーできる割合を表し、それぞれのプランで飼い主の支払い割合は、30%と50%ということになります。ただし、保険の補償限度があるので実際にかかった医療費によっては、飼い主が負担する金額は変わりますので注意しましょう。

アニコム~補償範囲

70%プランと50%プランの補償内容を表にまとめます。

70%プラン 50%プラン
通院・入院 日額14,000円まで
それぞれ年20回まで
日額10,000円まで
それぞれ年20回まで
手術 1回140,000円まで
年2回まで
1回100,000円まで
年2回まで
最大補償額 56万円 40万円

アニコム損害保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」のパンフレット

アニコム~うさぎの保険料

うさぎの保険料は加入時の年齢によって違います。プラン別に保険料を表にまとめます。毎年保険料はアップします。

70%プラン 50%プラン
0歳 3,270円 2,460円
1歳 3,340円 2,500円
2歳 3,660円 2,730円
3歳 4,050円 3,010円

アニコム損害保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」のプラン別保険料表

アニコム~特徴と注意点

一番の特徴は、病院の窓口で「どうぶつ健康保険証」を提示すると、精算時に保険の補償額を差し引いた分だけの支払いで済むことです。一旦は100%自己負担して、後から保険金の支払いを受ける手間が省けるし、後でお金が返ってくるとはいえ病院での支払い時にお金を用意する負担が減るので助かります。

病気や怪我に当たらないものとして、去勢手術・避妊手術のほか、不正咬合(歯を削る処置)も保険の補償対象外となっていますので注意してください。

健康割増引制度があり、保険を使った回数により次年の保険料が割引または割増になることを覚えておきましょう。

日本アニマル倶楽部

日本アニマル倶楽部の保険は「プリズムコール」といいます。プリズムコールの中に、いくつかのプランがあります。生後30日~満11歳未満まで加入することができます。

プリズムコール~保険のプラン

プリズムコールの中の「うさぎ等小動物プラン」に加入することができます。さらにこの中にいくつかのプランがあって、補償内容と保険料が異なりますので、次に表で示します。

プリズムコール~補償範囲と保険料

4つのプランをまとめます。

補償内容 グリーンプランⅡ オレンジプランⅡ ブループランⅡ ホワイトプランⅡ
入院 日額10,000円まで
年間60日まで
日額8,000円まで
年間30日まで
日額5,000円まで
年間20日まで
日額10,000円まで
年間30日まで
通院 日額5,000円まで
年間60日まで
日額4,000円まで
年間30日まで
日額3,000円まで
年間20日まで
補償なし
手術 1回90,000円まで
年2回まで
1回60,000円まで
年2回まで
補償なし 1回150,000円まで
年2回まで
診断書費用 年10,000円まで 年10,000円まで 補償なし 年10,000円まで
最大補償額 109万円 49万円 16万円 61万円
保険料 4,230円 3,670円 2,270円 1,910円

プリズムコールプラン保険料金表

プリズムコール~特徴と注意点

プリズムコールの最大のメリットは、医療費が一日または一回の補償限度額を超えた場合にだけ、飼い主の負担が発生することです。保険料が一定であるところも魅力です。ただこのメリットは、また他の保険に比べて、加入可能年齢が高く、満11歳未満まで加入することができます。しかしその反面、補償期間も満11歳未満となっているところに注意しましょう。

犬猫はシルバープランやプラチナプランという高齢ペットの受け皿がありますが、うさぎにはありません。したがって満11歳になった時点で、保険および補償が終了してしまうことになります。

ペットライフジャパン

ペットライフジャパンには、うさぎが加入できる保険「ペットライフ健保」があり、4つのプランから選ぶことが出来ます。加入できる期間は、生後4か月~4歳11か月までです。

ペットライフ健保~保険のプラン

「ペットライフ健保」には、「スタンダードプラン」「スペシャルプラン」「サポート55」「プレミアム70」の4つのプランがあります。前者二つは定額補償で、後者二つは定率補償です。

ペットライフ健保~補償範囲と保険料

補償内容 スタンダードプラン スペシャルプラン サポート55 プレミアム70
入院 日額5,000円まで
年間25日まで
日額7,500円まで
年間25日まで
日額10,000円まで
年間20万円まで
日額10,000円まで
年間20万円まで
通院 日額2,000円まで
年間25日まで
日額3,000円まで
年間25日まで
日額10,000円まで
年間20万円まで
日額10,000円まで
年間20万円まで
手術 1回30,000円まで
年2回まで
1回45,000円まで
年2回まで
1回100,000円まで
年2回まで
1回100,000円まで
年2回まで
最大補償額 23万5,000円 35万2,500円 60万円 60万円
保険料 1,900円 3,300円 毎年変わる 毎年変わる

ペットライフ健保~うさぎの保険料

うさぎの保険料は加入時の年齢によって違います。プラン別に保険料を表にまとめます。毎年保険料はアップします。5歳以降、保険料はサポート55は100円ずつ、プレミアム70は200円ずつアップします。

サポート55 プレミアム70
0歳 1,400円 2,400円
1歳 1,500円 2,550円
2歳 1,600円 2,700円
3歳 1,700円 2,850円
4歳 1,800円 3,000円

ペットライフジャパン 保険プラン紹介

ペットライフ健保~特徴と注意点

ペットライフ健保には健康払戻制度や割引制度がありましたが、2015年7月改定により新規契約には両制度は用意されていませんので注意しましょう。

保険料が定額のプランがあり、どのプランも終身補償です。

ペット保険

うさぎがよくかかる病気・怪我

うさぎの保険を検討する前に、うさぎがよく罹る病気について整理しましょう。なぜそんなことをするかというと、よく罹る病気がどんなものか、治療法はあるのか、どれぐらいの医療費がかかるのか、通院や入院の必要性、治癒までの期間について、大まかにでも知っておいた方がよいからです。

それからもう一つ、場合によっては保険が使えない処置のことも、考えておかなくてはなりません。保険が使えない処置って?だいたいどれぐらいの頻度でそんな事態になるのかについても、できる限り考えておきたいですよね。

ソアホック(足底潰瘍、飛節びらん)

うさぎの足には肉球がありません。足の裏は毛で覆われているのが普通です。ソアホックになると、まず足の裏の毛が抜けます。皮膚は赤くなったり、少し傷になったりしています。これが初期の段階。

症状が進むとびらんやひどい潰瘍になります。傷が痛いのは勿論ですが、怖いのはその傷から細菌感染することです。細菌が全身に回る敗血症になると、命にかかわります。

考えられる処置は、抗生剤(内服薬)の処方や注射、外用薬の処方、消毒などです。設備がある病院は、レーザー治療をするかもしれません。

子宮疾患

女の子のうさぎが6歳になるころには、その6-7割が子宮疾患になると言われています。それゆえ、避妊手術も行われるケースが多いようです。我が家でもまだ幼いうちに避妊手術をするかしないか、とても悩みました。

避妊手術や去勢手術は病気の治療ではないので、保険が使えないのは言わずもがなですね。子宮疾患の疑いがある場合に、病院で診断をするために行なう検査があります。具体的には血液検査やX線を撮り、触診なども併せて診断するでしょう。

子宮癌など、手術が必要となれば手術代、入院代、検査代などがかかるでしょう。ここでの検査とは、組織検査、すなわち腫瘍が悪性であるかどうかなど、組織片を顕微鏡で観察して、より詳しく病巣の状態を知る目的で行われると思います。獣医師の考え方や病態にもよりますが、今度の治療方針や経過観察のために必要と判断されれば検査すると思います。

手術代や入院費などが多額になる可能性がありますが、金額は病院によって様々です。血液検査も項目が増えると、1万円近くすることがあります。

消化管うっ滞(毛球症)

うさぎの病気の中でも特に多いようです。原因は様々で、繊維質の少ない食生活、ストレス、運動不足などです。対処が遅くなると、命にかかわるので、食欲低下や排泄が少ない、元気がない、うずくまって動かないなどの症状が見られたら、すぐに病院へ行きましょう。

処置としては輸液、胃腸の動きを促す薬、食欲刺激剤などの投与、強制給餌などです。これらの処置でめちゃくちゃ高額な請求はされないと思いますが、何度か通院が必要です。

消化管が詰まって改善が見られない場合には、手術になるので高額な医療費がかかるでしょう。

不正咬合

不正咬合もうさぎには多い疾患。けれども歯を削ったりする処置は保険の補償対象外です。不正咬合により膿瘍、鼻涙管障害、胃腸停滞などの合併症が出たときには、それらに対する処置が保険の補償対象になるかは、未確認です。

膿瘍(のうよう)

膿瘍とは細菌感染をして膿がたまった部分のことをいいます。うさぎの膿瘍は意外と多く、やっかいなことに完治が難しいらしいです。一度切開して膿を出し、洗浄・消毒しても再発の可能性が高いようです。長期に渡る通院が必要になり、医療費もかさみます。

斜頸(斜頚、しゃけい)

斜頸もうさぎにはめずらしくない病気ですが、原因の特定が難しい病気です。症状が安定して日常生活ができるまで回復すると、通院しなくてもよいケースがありますが、不安定な時期は頻繁に通院することになります。

尿結石

うさぎのカルシウム代謝は独特で、普段からカルシウムの混じった尿を排泄します。カルシウム含量の多い食事ばかり摂っていると、尿結石になることがあります。血尿や白く泥状になったカルシウムを多く含んだ尿を排泄するのを目にして、尿結石であることがわかることが多いと思います。

病院での処置は、まずは検査代。X線検査の費用がかかります。尿として排泄できないほどの石になっていた場合には、手術になりますが、そこまでに至らなければ内科的治療と食事療法になります。食事療法は保険で補償されませんが、内科的処置は内服薬と点滴などで保険で補償されます。

皮膚炎・脱毛(ダニなど)

ダニはうさぎを外に連れ出す機会が多い場合にどこかでついてしまうことがあるでしょう。外に出したことがなくても、お迎えしたときにすでにダニが寄生しているケースもよくあるようです。

病院での処置は、患部の皮膚を少し取って顕微鏡検査をするかもしれません。ダニによるものであれば、ダニ駆除薬を数回投薬して、ケージやその周りの掃除や消毒で完治すると言われています。

ダニ以外での皮膚病や脱毛もよく見られます。原因はストレスや被毛の濡れ、カビ・細菌感染などが多いようです。治療は患部の消毒と必要に応じて投薬を行います。

骨折

うさぎの筋肉は強靭です。特に足の筋肉は強いですね。それに比べて骨がもろいことが災いし、驚いて逃げ出したり暴れたりしたときなどに骨折することがあります。高所からの落下や人間に踏まれたりするなどの事故もあります。

骨折は基本的に人間と同じように自然に骨がくっつくまで、固定しなくてはなりません。ただうさぎは固定した部分をかじったりすることもあるので、どうするかはうさぎによって、あるいは獣医師によって異なるでしょう。

骨折がひどい場合には、手術となりますので手術費用と入院費などがかかってくるでしょう。話が前後しますが、まずは骨折かどうか、骨折の状態を確認するためにX線検査をしますので、その費用もかかります。

下痢

うさぎは特に子うさぎのうちは下痢をするケースが多いです。原因は様々なので、症状により病院での処置も変わるでしょう。

コクシジウムなどの寄生虫の感染が疑われる場合には、便の検査をするでしょう。次に必要な投薬が行われます。脱水症状があれば輸液も行われます。

うさぎはペット保険に加入するべき?

うさぎによくある病気や怪我などについて見てきましたが、結局うさぎはペット保険に入るべきかどうかについて、簡単にまとめ、私の個人的意見も書いてみたいと思います。

保険金が支払われないケースがあることも考慮する

どんなケースで保険金が支払われないのかについては、細かい部分までになると保険会社によって違いがあるかもしれませんが、概してどこの保険会社も補償対象としない場合(約款に記載)を次にあげておきます。

  • 先天性の病気・障害とそれに起因する場合
  • 保障開始日前に負った障害
  • 保険契約者、被保険者等の故意・重過失
  • 不正咬合等の歯に係る一切の歯科医療措置
  • 健康診断および健康体に施す予防的措置
  • 療法食・サプリメントの購入
  • 東洋医学(漢方、鍼灸)などの代替医療
  • 去勢・避妊手術
  • 妊娠・出産およびそれに起因して生じた怪我や病気

また、定かではないのですが、インターネット検索でうさぎの飼い主さんが保険の補償範囲について書いている情報がありました。その中にはエンセファリトゾーン(斜頚・斜頸も?)、毛球症(うっ滞)も保険が使えなかったとのこと。

私の想像ですが、保険金を請求する際には病名がはっきりと出ていることが必要なのだそうです。したがって、原因不明で食欲不振、消化管の動きが悪いというのであれば、保険金が請求できない場合があると思います。斜頸は病名ではないため、原因を特定して病名を書いて請求できなければ、保険金の請求ができないことになりそうです。この辺りのことは、獣医師と相談したり、契約している保険会社とのやり取りでなんとかなる問題かもしれませんが・・・。とにかくどんな場合には保険金請求ができないかについて、契約者(飼い主)がしっかりと理解しておく必要があると思います。

保険会社によっては、ホームページからある程度のことがわかることもあります。以下、私が見つけた具体例や保険金が支払われないケース・約款などを紹介します。

アニコム

アニコム「保険金が支払われないケース」として、ホームページに表が掲載されていました。うさぎの場合の具体例まではわかりませんが、とても参考になります。

アニコム 補償対象・対象外について

ホームページ内の「よくある質問」には、下記のようなやりとりも見つけました。

飼い主だけが病院へ行き、薬を処方してもらう場合→補償対象外

時間外診療費→補償対象外

日本アニマル倶楽部

日本アニマル倶楽部のホームページにも、情報がいろいろ載っていました。下記は、プリズムコールの保険金が支払われないケースをまとめたものです。

保険金が支払われないケース(プリズムコール)

プリズムコールの重要事項説明書・約款も、PDF形式ファイルで見ることができます。問い合わせなくても、ホームページを見るだけである程度の情報が手に入るのはうれしいです。

重要事項説明書・約款(プリズムコール)

ペットライフジャパン

ペットライフジャパンのホームページも見てみましたが、アニコムや日本アニマル倶楽部ほどの情報量がありませんでした。うさぎ保険の補償範囲について、全く情報が得られなかったので、お正月明けにメールで問い合わせていますが、返事がありません。返事が来て、何かわかればこのページで情報を追記します。


うさぎの保険への加入 私の考え

なのはっちは医療費がかかった方だと思います。保険に加入していたらどうだったかなと思いますが、この記事を書くにあたりいろいろ調べてみましたが、皆さん迷うようですね。

実際飼っているうさぎが将来どれぐらい医療のお世話になるかはわからないので、いろんな方が言われるように「お守り」「バクチ」的な意味合いで、毎月数千円を出費するかどうか考えるのだと思います。元が取れるかどうかなんて、いくら考えてもわかるものではありません。

私の個人的な考えですが、うさぎの飼育にかかる費用を毎月2万円ほど確保できるのであれば、保険には加入しなくてもよいのではと思います。2万円の中には牧草やペレットなど、うさぎにかかるすべての費用が入ります。

もしもうさぎが癌になったら・・・夫のうさぎ「らんさん」は、癌になり手術代と入院代その他で25万円ぐらいかかりました。かなり進行していた癌で、入院も長かったです。保険には加入していませんでした。

高額な医療費がかかることになったとしても、数十万円の突然の出費は痛いけれどなんとかなると思うのでしたら、保険には入らなくても良いのかもしれません。そのためにも、うさぎを飼育する間はうさぎのための積立金を用意しておくのが賢明です。

最後に保険に加入するかしないかについての判断材料になると思うことについて、思いつくまま書いてみました。

うさぎ保険に加入するかどうか決める前にー私が思うこと

牧草嫌いのうさぎは、歯の病気や消化管の病気になる可能性が高くなります。この場合、保険でカバーできる治療が限られるので(不正咬合は保険対象外)、保険代よりも牧草を食べてもらう努力や工夫にお金と時間を費やした方がよいかもしれません。ただしその努力の結果、うさぎが牧草を食べるようになってくれたらの話ですが。

うさぎにありがちなソアホック。軽い症状を繰り返す場合、病院へ行くこと自体しない可能性がありますし(自宅でケアできる)、軽い症状の場合、それほど高額な治療にもならないと思います。なのはっちがソアホックになり、病院で処方してもらったクリームを塗っていましたが、劇的に効くことはありませんでした。それよりも、自宅で足に負担をかけない工夫をしてあげるほうが効果的です。

うさぎの疾患で特に多いと思われる消化管うっ滞、子宮疾患に関しては、手術が必要になるケースであれば、手術代と入院費でかなりの高額になることが予想されます。手術代はどんな手術であるかや病院によっても費用が変わると思いますが、私の経験上、入院費の負担のほうが多いように感じます。したがって保険は手術と入院の補償があるほうが良いと思います。

かなりの高確率でうさぎ女の子の子宮疾患が見られるので、医療費を抑えるという意味では、避妊手術を早めにするのも手です。この点、いろんな考えがあると思います。私は避妊手術をしない選択をしましたが、結局なのはっちは子宮内膜症になり、手術しました。

高齢になると手術は難しくなると思います。そんなとき、どのような決断をするかは、保険に加入すべきか、どの保険に加入すべきかの判断材料になると思います。高齢うさぎになると手術が困難になることはもちろんのこと、保険でカバーできない代替療法(鍼灸やリハビリなど)の処置も増えてくるように思います。

400年前のガラミ酒再興プロジェクト
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