2017年10月9日、大分県竹田市にあるガンジー牧場(ガンジーファーム)に行ってきました。ヤギやヒツジ、馬などがいて、家族連れでにぎわっていました。うさぎ小屋もあったので、見に行きました。するとそこは・・・見た瞬間に固まってしまうくらい、悲しくて残念な飼育環境でした。以下、報告です。
給水ボトルが緑色・・・藻?
うさぎ小屋の中に入って、まずは全体を見まわしました。一番最初に気が付いたことは、給水ボトル。見に来ている家族が多かったので、ケージに張り付いてじっくり観察できなかったのですが、どのケージの給水ボトルを見ても中の水が緑色になっているのです。
あの緑色のものが藻だとすると、毎日水の交換が行われていない可能性があります。仮に毎日水を交換していたとしても、ボトルをブラシなどで洗浄していないのではないかと疑いたくなります。
ケージの中に入っているうさぎは、きれいな水を探す選択肢は奪われています。だからこそ、新鮮できれいな水をいつでも飲めるようにしておきたいと思いませんか?
ちなみに藻は空気中に漂っているらしく、何かの拍子に水の中に混入して増えるらしいです。だから藻が生えること自体は自然なことなのですが、水を交換するときにボトルをブラシなどを使ってきれいに洗わないと、ボトル内に残っている藻がどんどん増えていきます。
うさぎがケージ内でひしめき合っていた
見た感じ他の大人のうさぎより若干小さいので、子うさぎのようなのですが、一つのケージに入れておくにはもう体が大きすぎると感じました。狭いケージに何匹ぐらいいたかな?5匹ぐらいかな。
上の写真を見て、気付かれたでしょうか。ケージの隅っこ、写真の左上部分に茶色の山が・・・。アレはうさぎのうんちです。普通うさぎのうんちは●(丸)の形をしていますが、5匹のうさぎが踏んで固められて、スロープになっていました。なんだか悲しくなりました。
ハエがブンブン飛び回る
狭い小屋の中には、たくさんのケージが並んでいて、大人のうさぎは一つのケージに1匹ずつ入っていましたが、子どもは先ほどの写真の通りでした。
毎日お掃除をしているとは思いますが、5匹が1つのケージに入れられるとうんちの量も大量に溜まります。そして小屋の中は数匹の大きくて黒いハエが飛び回っていました。
もしも毎日掃除をしないでいると、数日の内にうんちの中に大量の蛆虫が発生することになるでしょう。ハエはいろんな病原菌を運んでくるので、うさぎ小屋がハエの集まる場所になっていると、とても不衛生です。
うさぎが大好きな私には、あまりにショックで写真だけ数枚撮って、すぐに立去りました。衣装ケースに入れられている動物もいて、どなたかが蓋を開けて覗いていましたが、私は見たくないという思いもあり、確認しませんでした。
このままではいけない
うさぎ小屋にはもうこれ以上いられないと思ってすぐに出てきましたが、そのままなかったことにはできるはずはありません。でも牧場は広いし、どこへ行って誰に現状を変えてもらうように言えばいいのかわかりませんでした。
帰宅してからもずっと気になっていて、ガンジー牧場にメールを送ることにしました。うさぎの飲み水が緑色になっていること、一つのケージにたくさんのうさぎが入れられていること、小屋とケージの環境が不衛生であることに加え、主食である牧草がなかったことを訴え、飼育環境の改善をお願いしました。
メールを送った翌日に、ガンジー牧場から返信がきました。一部抜粋します。
早速現場を確認し、掃除の仕方の再確認、水の容器やゲージは早急に手配するようにいたしました。
と書かれていました。まずは一安心・・・と思ったのですが、言葉だけではやはり安心はできません。そこでさらに、飼育環境の改善がなされた後の写真を送っていただくようメールでお願いをしました。
送ったメールには、私のうさぎのブログでこの件を報告させてもらう旨、伝えました。また、改善がなされたならそのこともきちんと記しますとも書き添えました。
この記事を書いている時点で3日経過しましたが、まだ連絡はありません。結局のところ、本当にうさぎの飼育環境が改善されたかは不明なままです。
ガンジー牧場のメールには、お客様を不快にさせてしまったということに対するお詫びの言葉がありましたが、そんなことよりもまず、うさぎのことを第一に考えてほしいです。お客様へのお詫びの言葉を述べるのはわかりますが、一番辛い思いをしているのはうさぎだと思います。
自宅から遠い距離にあるため、気軽に見に行くことができません。このブログの読者様にお願いがあります。今後もしもガンジー牧場へ行かれたときには、ぜひうさぎ小屋に立ち寄って、現状がどうなっているのか報告してください。よろしくお願いいたします。
また、今後ガンジー牧場からうさぎの飼育環境に関するメール、写真が届いた際には、ブログで報告させていただきます。
ガンジー牧場が、私のメールを「お客様からの苦情メール」という扱いで、お詫びをしてそれでおしまいにしてしまわない牧場であってほしいと切に願います。